この記事でわかること
- 何を移すかをデータ種別で定義する
- URLと設定を移行後の画面で確認する
- 切り替え中の更新を取りこぼさない
記事移行とサイト全体の移行を区別する
移行前に、記事だけを移すのか、画像や設定を含めてサイト全体を移すのかを決めます。投稿のエクスポートがあっても、テーマ、プラグイン設定、独自の保存データまで含まれるとは限りません。利用する方法の対象範囲を公式説明で確認し、必要なデータの一覧と照合してから作業を始めましょう。
台帳の例は「投稿/固定ページ/画像/カテゴリ/ユーザー/フォーム/独自項目/転送設定」です。各項目に件数、保存先、移行方法、確認担当を付けます。利用者向け機能があるサイトでは、会員情報や受付記録がどこへ保存されるかも確認し、見た目のページだけをコピーして完了と扱わないようにします。
変更するURLと変えない識別子を分ける
ドメインや設置場所が変わる場合は、公開URL、画像、内部リンク、設定内の参照先を点検します。WordPress公式の移行資料は、サイトURLの変更に関わる設定と、GUIDという識別子を変更しない注意を説明しています。データベース内の古いドメインを見つけても、意味を確認せずすべて一括置換しないでください。
本番へ反映する前に、現行サイトのファイルとデータベースを復元可能な形で保存し、操作対象が移行先の正しいデータベースであることを照合します。移行表には「旧URL/新URL/対象データ/変換方法/確認結果」を用意します。WordPress対応の移行方法を選び、試験用環境で変換結果を確認してから本番へ反映します。画像が旧サーバーを参照したままでも一時的には表示されるため、旧環境を停止した後も新しい保存先から配信されるかを確認する必要があります。
件数と代表データの中身を照合する
移行後は同じ対象範囲で件数を比較し、差があれば公開状態や対象期間を調べます。件数が合っていても、同じ記事の重複や別記事の欠落が相殺される場合があるため、URLや識別できる項目の一覧も照合してください。最新記事、最古の記事、画像が多い記事、独自項目のある記事などを選び、内容を実際に開きます。
確認例は「投稿五十件一致/固定ページ五件一致/代表十ページを確認/比較表の注記一件を要修正」です。タイトルだけでなく、画像、リンク、著者、公開日、カテゴリ、広告表示も見ます。フォームは送信に加えて管理者通知と、自動返信を使う場合はその実受信まで確認します。検索とログインも操作し、データがあることと機能が動くことを別々に判定してください。
切り替え中の差分と旧環境を管理する
最初のコピーから本番切り替えまでの間にも、記事や問い合わせが増える可能性があります。更新を止める時間を設けるのか、差分を取り込むのかを決め、最終コピーの時刻を記録します。DNSやメールの切り替えを伴う場合は担当者と順序を確認し、閲覧先が混在する間のデータの扱いを整理してください。
切り替え後は本番URLで確認し、検証用のメール宛先、検索除外、アクセス制限が残っていないか点検します。旧環境はすぐ消さず、戻す条件と保管期限を決め、更新先が二つに分かれないよう整理します。最後に移行前後の台帳、保存データ、確認結果を保管し、未完了の項目がないところまで担当者間で共有して完了です。
- 移行対象と対象外をデータ種別で定義した
- URL変換と識別子の扱いを確認した
- 件数・URL一覧・代表ページを照合した
- 切り替え中の追加データを取り込んだ
- 本番設定と旧環境の保管期限を確認した
参考にした公式情報
確認日:2026-09-11。提供条件や仕様は変更される場合があります。
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